まず答え

複眼(ふくがん)とは、小さな目がたくさん集まってできている目のことです。トンボ・ハエ・チョウなど、多くの虫が持っています。

たとえば

わたしたち人間の目は、左右に1つずつ、合わせて2つです。でも複眼は、小さな目(個眼=こがん)が何百も、多いものでは何万もならんで、1つの大きな目になっています。

小さな画面がたくさん集まって、1つの大きなスクリーンになっているようなイメージです。

もう少し詳しく

  • 複眼は、いちどにいろいろな方向を見られます。だから後ろからそっと手を近づけても、ハエはすぐ気づいて逃げます。
  • 動いているものを見つけるのがとくいだと考えられています。
  • そのかわり、人間のように細かい形をくっきり見るのは苦手なようです。
  • トンボは複眼がとても大きく、頭のほとんどが目になっています。

やってみよう

公園でトンボやチョウを見つけたら、頭の大きな目をよく観察してみましょう(むりにつかまえなくて大丈夫です)。近づくとすぐ逃げるのは、複眼で広く見ているからかもしれません。

おうちの人・先生へ

複眼は「視野の広さ」や「動くものの検知」にすぐれる反面、解像度(細かさ)では人の目に及ばないとされています。個眼の数や形は昆虫の種類によって大きく異なります。見え方は種ごとに違うため、「だいたいこういうしくみ」として伝えると無理がありません。

まとめ

  • 複眼は、小さな目がたくさん集まった目。
  • 広く見たり、動くものを見つけるのがとくい。
  • トンボやハエなど、多くの虫が持っている。

ミニクイズ

Q. 複眼を作っている、ひとつひとつの小さな目を何という?

こたえを見る

A. 個眼(こがん)といいます。これがたくさん集まって複眼になっています。

参考にした情報

公的な資料や図鑑などを確認して作成しています。さらにくわしく知りたいときは、図書館の昆虫図鑑や、科学館・博物館の解説も見てみてください。

※この記事は子ども向けにやさしく説明したものです。くわしい内容は学年や専門の本によって書き方がちがうことがあります。