まず答え
じつは、まだ完全にはわかっていません。虫には光を目印にして飛ぶしくみがあり、そのせいで人の作った明かりに向かってしまう、と考えられています。
たとえば
虫は昔から、月や空のあかりを目印にしてまっすぐ飛んでいた、と考えられています。ところが、街灯のように近くて強い光ができると、目印がくるってしまい、明かりのまわりをぐるぐる飛んでしまう——そんな考え方があります。
もう少し詳しく
- 光のほうへ向かっていく性質を「走光性(そうこうせい)」といいます。
- すべての虫が光に集まるわけではありません。ぎゃくに、光をきらう虫もいます。
- 近ごろの研究では、「虫が光のほうへ背中を向けようとするため、明かりのまわりを回ってしまう」という説も出ています。
- 理由は1つに決まっておらず、いまも研究が続いています。
やってみよう
夏の夜、玄関や窓のあかりに来る虫を、そっと観察してみましょう(さわらなくて大丈夫です)。どんな虫が来るか、来ない日とどうちがうかをメモすると、りっぱな自由研究になります。
おうちの人・先生へ
走光性は古くから知られていますが、なぜ人工の光に集まるのかは、はっきり結論が出ていません。月明かりを目印にするという説や、近年提案された「光源に背を向けて姿勢を保とうとする」という説など、複数の考えがあります。「分かっていないこともある」と正直に伝えることも、科学の大切な姿勢です。
まとめ
- 虫が光に集まるのは、光を目印に飛ぶしくみがあるからと考えられている。
- この性質を走光性という。
- くわしい理由は、まだ研究中。
ミニクイズ
Q. 光のほうへ向かっていく性質を何という?
こたえを見る
A. 走光性(そうこうせい)といいます。
参考にした情報
公的な資料や科学の解説などを確認して作成しています。さらにくわしく知りたいときは、図書館の昆虫図鑑や科学館の解説も見てみてください。
※この記事は子ども向けにやさしく説明したものです。まだ研究中のことは、わかっている範囲で書いています。